Dartで乱数を作成する方法を説明する。
必要なライブラリ
乱数を生成するにはdart:math
を使用する。そのためimport 'dart:math';
を記述することが必要。
Flutterではsdkに含まれているライブラリのため、pubspec.yaml
ファイルに追記する必要はない。
パターン別乱数生成方法
整数( 例. 0から100の間の整数 )
Random().nextInt(最大値)
で整数の乱数が作成できる。
最大値は含まれないため、作成される値は0 ~ (最大値 - 1)
となる。
少数 ( 例. 0.0から0.999...の間の少数 )
Random().nextDouble()
で0 ~ 0.9999...
の範囲の少数が作成できる。
自然数 ( 例. 1から100の間の整数 )
0を含めないためにRandom().nextInt(最大値) + 1
としている。
1を足しているので作成される範囲は1 ~ 最大値
となる。
任意の範囲の整数 ( 例. 50から60の間の整数 )
Random().nextInt(最大値 - 最小値 + 1) + 最小値
で指定の範囲の整数乱数が作成できる。
任意の範囲の少数 ( 例. 1.5から2.0の間の整数 )
Random().nextDouble() * (最大値 - 最小値) + 最小値
で指定の範囲の少数乱数が作成できる。